ライバルは爺ちゃん：祖父母と孫のネット対戦
新型コロナウイルス騒ぎでいきなりの休校に突入して、家で子供がうるさい今日この頃。
子どもを遊ばせたくても外出がしずらい・祖父母にお願いするのは感染リスクがありそうでなんとなくそれも……と手持ちぶさたになりがちです。ていうか当家ではなってます。つらい
家にこもってなきゃいけない時、将棋などのボードゲームは遊び道具として丁度いいんですが、親が相手をし続けるのも限度があり、かといってゲーム機をやらせっぱなしも……という時におすすめしたいのがおじいちゃん・おばあちゃんと孫のネット対戦です。
実はうちでは以前から利用していて、子どもにとっては遠方のおじいちゃん・おばあちゃんがゲーム友達でもあります。
そのせいかどうか、実際会えるのは年に１度の帰省時くらいですが、その割には随分仲良しな様に思います。ネットが普及した時代ならではですね。
子供は大抵の場合デジタルデバイスを触るのが大好きですから、爺ちゃんたちとならタブレットで遊べるというのは楽しい時間な様です。祖父母たちはもちろん、孫と遊ぶのは大好き。そして何より、うまくいけば祖父母に遠隔で子の相手をお願いできるので、親が楽なのが最高です（私利私欲）。三方よしとはこの事では！
コツは
特に４の「喋りながらわいわいやる」のが、普段は会ってない分共通の話題も少ない孫と祖父母両方にとって、ゲームが会話のダシになって良い感じです。ハンズフリーだと周囲の人間も口を出せるので、調子に乗った爺ちゃんを婆ちゃんが注意して孫が笑う、みたいな状況も。
星の数ほど色々な対戦ゲームがあるので、爺ちゃん婆ちゃんが得意なゲームがあればそれがいいですね。子どもはやらせれば大抵すぐに憶えると思います。
実際うちでやったことのあるおすすめのゲームをいくつか紹介します。どのゲームも無料サービスの範囲内で友達対戦ができます。
どうぶつしょうぎウォーズ・・・将棋を元にルールも駒も簡単にしてあるかわいいゲームです。将棋を知らなくても何回かやっていたら操作がわかるのと、やりこんでも奥が深いので長く楽しめるのもいいところ。
友達対局は何局でも無料なので、マイページから友達登録をしましょう。
アプリ設定から招待機能もあります。
将棋ウォーズ・・・友達対戦ができる将棋アプリは色々あるのですが、祖父母VS子どもなら将棋ウォーズがおすすめ。というのも、上記のどうぶつしょうぎと連携していて友達データが一緒なので楽なんです。
それと囲いによってドデーンと技名のようなエフェクトが出たりして、うちの小学生にはとっつきやすかったようです。
実は将棋連盟公認アプリで、プロの将棋棋士の先生が指導対局したりしているので、将棋好きな大人も本格的に楽しめるソフトです。
キュービコン・・・立体的な４目ならべです。木製のおもちゃで見た事がある方もいるかも。単純なようで結構奥が深く、脳トレなんかにも良いそうです。（というか将棋を含め大体のゲームが脳トレにはなりそうですね）
友達対戦は、ルーム番号を入れて待ち合わせするシステムです。
どうぶつタワーバトル・・・崩さない様にどうぶつを積んでいくゲームです。何を言っているんだと思われると思いますが、ゲーム画面を開いたらわかります。どうぶつが降ってくる。おっとっと、なんて言いながら意地悪に積んで相手の邪魔をします。二人協力して沢山積むのも楽しい。簡単なので幼児から楽しめると思います。
友達対戦は合言葉での待ち合わせです。iOSとAndroid版の間では対戦不可みたい。
リバーシプレミアム・・・リバーシ（オセロ）のアプリは沢山ありますので、友達対戦の機能があればどれも変わらず楽しめると思います。たまたまうちはこれを入れてうまいこと動いたので、そのまま使っています。ゲーム画面が妙にデラックス。
合言葉対戦で待ち合わせするタイプです。
対戦チェス・・・将棋を覚えて調子に乗った子供と爺さんが、チェスも覚えてみたい！というのでアプリ上でチャレンジしはじめた様です。「やったークイーンが沢山できたよー！」と喜んでいるけどチェスってそういうゲームなんだっけ……？ 初心者同士で楽しそう。
合言葉で待ち合わせ方式です。
これ以外にも、沢山沢山ゲームがありますので「◯◯ 友達対戦」で検索してみてください。上記の他にも「どうぶつおはじきオンライン」という対戦おはじきも良く遊んでいるんですが、アプリストアの一覧に出てこなくて紹介を断念しました。もう更新しなくなっちゃったのかなあ。
環境設定のコツですが、「うまくいかなそうなら、別のを探す」です。遠隔地の祖父母と共に「なぜ繋がらないか・なぜ友達対戦ができないか」の問題切り分けを試みるよりは、このソフトうまく繋がらないな〜と思ったら別のを探す。どんどん試す。多分その方が早いです。
・ネット通話がうまくいかなかったら、電話を使う（家族間通話の設定をしてあるかチェック）タブレットはハードの能力的に、スカイプとゲームの同時起動などが結構キツイ場合もあります。
・合言葉制よりは、友達登録制の友達対戦の方が設定してしまえば入力がない分楽
・もしタブレットの購入を考えるなら安いwifiモデルで十分。うちも1万円前後の安いやつを使っています。お互いの家にwifi環境を設定すると心おきなく使えます。
うちの爺ちゃんは元々将棋好きだったようで、将棋ウォーズを小学生相手にきゃーきゃ言いながら楽しんでいます。まだまだ爺ちゃんのが強いのですが、ちょっと緩めてやったり、なんとなく会話の中でヒントを出したり……。黙って戦うのが基本の将棋道場とは違いますが、こういう縁側将棋も将棋の楽しさの一つなんだなあ、と感じます。
とはいえやっぱり負けず嫌いの爺ちゃんが子どもをベコベコにして勝てば、じゃあ今度はオセロ（リバーシ）に移ってやり返されたり、おばあちゃんに交代しておはじきしたり。
高齢者にデジタルデバイスを使わせるのは敷居が高いと思われるかも知れませんが、タブレットはタッチ操作できるのと、孫と遊べると分かればがんばってくれる祖父母もいると思います。
目を悪くして文庫本などが読みずらい状況になってしまたうちのおばあちゃんは、タブレットで文字を拡大する事で読書の楽しみを再び得る事ができました。youtubeなどの動画やネットラジオで、耳からエンタメを楽しむ事ができているようです。
遠隔地の両親の近況や健康状態の確認もできて、ついでに子守もお願いできる、かなり実りの多い遊びになっています。おすすめです。
